従業員数300人以上の大企業の就業者数が大きく減少しました。
先月末の時点で従業員数300人以上の大企業の就業者数は241万6000人で、前の年より4万6000人減少しました。
世界金融危機の影響が続いていた2010年9月の6万人減少以来の大幅な減少です。
大企業の就業者数は昨年上半期には毎月15万人程度ずつ増えていましたが、7月以降は増加幅が縮小し、12月には1万4000人減少して、マイナスに転じました。
大企業の就業者数がマイナスに転じたのは2012年5月以来です。
就業者数が大幅に減少したのは、海運や造船などで構造調整が進んでいることや製造業全般にわたる不況などの影響によるものとみられます。
また、大統領の権限停止など、政治的な不確実性が続いていて、大企業が新規雇用を減らしていることも影響しているとみられます。
ことしに入って、上位10位以内の財閥グループで採用計画を発表したのは、SKと現代自動車だけです。