次期大統領候補の支持率調査で、最大野党「ともに民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)元代表が、30%近い支持率で2位との差を大きく広げていることがわかりました。
KBSと連合ニュースは共同で、世論調査会社の「コリアリサーチ」に依頼して5日と6日に全国の成人男女2016人を対象に次期大統領候補の支持率調査を行いました。回答率は15.3%、標本誤差は95%です。
その結果によりますと、文元代表は、元日に発表された前回の調査結果に比べて8.2ポイント上昇して29.8%で1位でした。
2位は、安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道知事で、前回より9.6ポイント上昇して14.2%、3位は黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行で7.8ポイント上昇して11.2%でした。
4位は野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)前代表と李在明(イ・ジェミョン)城南市長で、ともに6.3%、6位は劉承旼(ユ・スンミン)議員で3.2%、7位は野党系の孫鶴圭(ソン・ハッキュ)氏で1.1%でした。そのほかの人は、1%以下でした。
4位の李在明(イ・ジェミョン)城南市長は、前回に比べて半分近くに下がっています。
文元代表は、前回2位となっていた潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長とは、4.4ポイントとわずかな差でしたが、潘前事務総長が辞退した今回の調査では、2位の安忠清南道知事との差が15.6ポイントと、大きく広がっています。
一方で、「まだ支持する候補を決めていない」と答えた人が24.1%で、これらの人が今後、大統領選挙の行方を左右するものとみられます。
調査の結果は、KBSのホームページ(http://www.kbs.co.kr/)に掲載されています。