去年の韓国の経済成長率が、2年連続で2%台の成長にとどまりました。
韓国銀行が25日にまとめたところによりますと、去年の韓国の経済成長率は2.7%で、2年連続2%台の成長にとどまりました。これは、建設投資と政府・民間の消費増加率が上昇した一方、設備投資は減少に転じたためです。
去年、深刻な懸念材料がなかったにも関わらず、2.7%の成長にとどまったのは、韓国経済の成長が鈍化していることを意味するものであり、過去のような高度成長による雇用創出、国民全般の所得水準向上を期待することが難しくなっていることを表しています。
さらにことしは、内需萎縮への不安や世界的な保護貿易主義への動きなどにより、2%台半ばの成長率も難しくなるのではないかとする見方が広がっています。