三星電子は23日、スマートフォン「ギャラクシーノート7」で発火が相次いだ問題で、「バッテリーの不具合」が原因だったとの調査結果を発表しました。
「ギャラクシーノート7」は、2016年8月に発売されましたが、韓国やアメリカで製品の発火が相次ぎ、リコールを経て、生産と販売が中止になりました。
三星電子は、製品20万台とバッテリー3万個を使って調査を進め、発火の原因はバッテリーにあったことが確認されたと発表しました。
また、調査に加わったアメリカの専門機関は、製品のハードウェア及びソフトウェアには問題はなく、バッテリーの分離膜剝離などが原因で発火したことが確認されたとしました。
「ギャラクシーノート7」はデザインはコンパクトになりましたが、バッテリーの容量は増え、その過程でバッテリーに無理が生じたとみられます。
三星電子は、「発売前に問題点を検証できなかったことに責任を痛感している」として、再発防止を徹底することを明らかにしました。