大統領権限代行を務める黄教安(ファン・ギョアン)国務総理は16日、アメリカ、日本、中国、ロシアに駐在する大使と国連大使らが出席する会議を主宰しました。
この会議は、北東アジア及び韓半島情勢を点検し、対策を講じる会議で、黄教安国務総理は会議で、「トランプ次期政権との多角的な接触を通じて、韓米同盟関係や北韓の核問題への対応について認識を共有した」として、この時点では韓米間の協力が何よりも重要だと強調しました。
また、高高度迎撃ミサイルシステム=THAADの韓国配備に関連した中国の報復措置や慰安婦像の設置と関連した日本との関係などについて協議したということです。
韓半島周辺国の大使が一堂に介する会議は稀なことで、関係筋は、それだけ韓半島周辺情勢が緊迫化していることを意味すると指摘しました。
ただ、大統領が職務停止になっていることもあって、実質的で具体的な政策を出すには制限があるとの指摘も出ています。