朴槿恵大統領が憲法裁判所に提出した弾劾訴追に対する答弁書の全文が18日、公開されました。
答弁書は、大統領の親友の崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入疑惑について、「一連の疑惑は事実ではなく、大統領の罷免を正当化するほどの法律違反はなかった」と主張しました。
また、セウォル号沈没事故当日の7時間について、「正常に勤務していた」としました。
さらに、国会で可決された弾劾訴追案について、「無罪推定の原則に反する」としたうえで、「検証されてない疑惑で大統領を罷免してはならない」と指摘しました。
弾劾訴追案に盛り込まれた収賄罪については、崔順実被告の裁判の過程を見守ったうえで、判断すべきだとしました。
弾劾訴追で検察官役を務める国会の弾劾審判訴追委員団は、大統領の答弁書に対する反対意見を22日まで憲法裁判所に提出するとしています。