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潘基文国連事務総長 総会で最後の演説

Write: 2016-12-13 11:40:25

今月末で退任する国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は、現地時間の12日、アメリカ・ニューヨークの国連本部で開かれた国連総会で最後の演説をし、別れのあいさつを告げました。
このなかで、潘事務総長は、「10年間事務総長として働いたことは私の人生の栄光で、心は常にここ国連にある」としたうえで、「国連の持つ連帯は、われわれが一人ではないことを示してくれた。国連在籍中にこの深い感謝の気持ちは日増しに大きくなった」と振り返りました。
韓国の政府と国民にも謝意を伝え、「全面的な支えがあったおかげで世界平和や開発、人権問題に取り組むことができた」と述べました。
そして、潘事務総長は、「すべての人はどこであれ、貧困と恐怖から逃れて生きる権利を持つ」と強調し、「皆さんの支援、国連の高貴な目標と原則に対する皆さんの信念に感謝する」という言葉で締めくくりました。
総会では、各地域の代表から潘基文事務総長の功績が称えられ、潘事務総長が英語やフランス語など国連の6つの公用語全てで「ありがとう」と応えると、議場からは総立ちで拍手が送られました。
総会の最後には、次の国連事務総長に任命されたグテーレス氏の宣誓式が行われました。グテーレス氏は、国連の組織改革や国際テロや紛争などの危機に対応していく決意を示しました。
潘事務総長は、今月31日で2期10年の任期が終了します。
潘事務総長は、韓国の次期大統領選への立候補が取り沙汰されており、今週末行われる記者会見で立候補の意向を表明するかどうか注目されています。

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