国会で弾劾訴追案が可決しましたが、国会から送られた弾劾訴追議決書の写しが大統領府青瓦台に届いた時点で、朴槿恵(パク・クネ)大統領の職務は停止され、黄教安(ファン・ギョアン)国務総理が権限を代行することになります。
職務停止となれば、朴大統領は、憲法上保障されている「国家元首としての地位」、「行政府の長としての地位」を失い、黄国務総理が国政運営を担当することになります。つまり、国政運営の軸が青瓦台から国務調整室に移ります。
朴大統領は、官邸で、憲法裁判所の判断が出るまで長ければ6か月間待つことになります。
ただ憲法裁判所の判断が出るまで、大統領職は失われないため、警護はそのまま行われます。