大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入疑惑を巡り、国会の国政調査特別委員会は5日、大統領府青瓦台関係者に対する聞き取りを行い、旅客船セウォル号沈没事故当日の大統領の「空白の7時間」に関する疑惑や大統領府が購入した鎮静剤や鎮痛剤などの医薬品の用途を追及しました。
与野党はセウォル号沈没事故当日の大統領の「空白の7時間」に関する疑惑を解明するために青瓦台の警護室長や警護本部長の出席を求めていましたが、警護室長や警護本部長が出席を拒否し、疑惑の実質的解明には至りませんでした。
与野党は、セウォル号沈没事故当日に大統領が整形手術を受けたとする疑惑に関連して、青瓦台が購入した鎮静剤や鎮痛剤などの医薬品の用途についても真相を究明する必要があるとして、関係者の出席や関連資料提出を求めました。
与野党からは、真相究明に欠かせない関係者が出席を拒否し、提出した資料も不十分だとして、青瓦台関係者の同行命令状発布や青瓦台に対する現場調査が必要との声が出ています。