朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件により、国内で大統領の退陣圧力が強まる中、アメリカ政府が、韓米同盟は重要であり、強固なものだという立場を改めて表明しました。
ホワイトハウスのアーネスト報道官は現地時間の29日に行われた定例会見で、韓国の政治的状況が韓米同盟やアメリカの北東アジア政策にどのような影響を及ぼすかという質問について、「韓米同盟は揺るぎのない、強固なものだ。政治関係よりも重要であるこの緊密な関係は、両国の政権が交代しても変わることなく、維持・強化されてきた」と説明しました。
これに先立ち、アメリカ国務省のカービー報道官も、韓米同盟は強固だとしたうえで、韓国で行われている平和的なデモを支持するという見解を表明しています。
一方、アメリカ国務省によりますと、アメリカ大使館は今回の事件について、韓国の関係者たちと持続的に接触しているということで、アメリカが韓国の状況を注視しているものとみられています。