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大統領の退陣求める集会 参加者は最多

Write: 2016-11-27 10:55:53

朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を求める週末の大規模集会が、26日ソウルなど全国各地で開かれ、参加者はこれまでで最も多くなりました。
5週連続で開かれた集会には主催者側の発表でソウルで150万人、釜山(プサン)や光州(クァンジュ)などで40万人、全国では190万人が参加し、警察の発表でも33万人とこれまでで最も多くなりました。
この日ソウルは、初雪のあと雨が降って冷え込んだため、集会は小規模になるのではないかという見方もありましたが、寒さのなかでレインコートや厚着をした家族づれや友達どうしで参加する市民が多く見られました。
ソウルでは都心の光化門(クァンファムン)広場で、午後6時から集会が開かれるのに先立って、午後4時からデモ隊が大統領府青瓦台の200メートル手前まで行進しました。
デモ隊は、複数のルートを行進して青瓦台を取り囲み、「朴槿恵は退陣せよ」、「朴槿恵を拘束せよ!」などと訴えました。
法律では、青瓦台から100メートル以内での集会とデモは禁じられており、実際は1キロ以内に入ることもほぼ不可能とされていましたが、裁判所が午後5時半までと時間制限を設けた上で行進を認めたため、初めて青瓦台の200メートル手前まで行進が行われました。
青瓦台の前では、5時半を超えても集会を続けようとする一部の参加者と機動隊の小競り合いも起きましたが、これといった衝突はありませんでした。
一方、朴大統領は、親友の国政介入事件など一連の疑惑がもたれている中で、検察の捜査には応じておらず、国民の間で強制捜査を求める声が高まる一方、国会では大統領に対する弾劾訴追案の採決に向けた動きが本格化しています。こうした世論などの動きが今後の政局にどのような影響を及ぼすか注目されます。

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