韓国では初めてのマスの養殖に成功しました。
海洋水産部は7日、東部の江原道高城沖の生簀で養殖したマス500トンを出荷したと発表しました。
マスは水温20度以下を好む冷水魚で、夏場に水温が上がる韓半島沿岸での養殖は適していないとされていましたが、深さ25メートルの海中に生簀を設置し、水温を年中15~18度に維持することで、養殖に成功したということです。
韓国では2014年にカナダからマスの卵を輸入し、これを孵化させて、淡水の生簀で10ヶ月ほど育てたあと、海の生簀に移して育てていました。
マスは年間消費量が3万4000トンの人気がある魚種ですが、需要の大部分を輸入に頼っています。
海洋水産部は、現在10の生簀を設置していますが、さらに生簀を増やしていく計画です。