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朴槿恵大統領 疑惑めぐり国民への談話

Write: 2016-11-04 14:18:26

朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友の女性、崔順実(チェ・スンシル)容疑者 が国政に介入した疑惑をめぐって、朴槿恵大統領が4日、談話を発表し、検察の捜査に誠実に臨み、特別検事制度の適用も受け入れるという考えを明らかにしました。
朴槿恵大統領は4日午前10時30分、大統領府青瓦台で国民への談話を発表しました。
そのなかで、朴大統領は、「国の経済や国民の暮らしに役立てばと思って進めたものだったが、特定の個人の利益を得る手段となり、その過程で違法行為まであったということで、非常に残念で、惨憺たる思いだ。すべての事態は、私の過ちで、私の不注意で起きたことだ」としたうえで、「疑惑の真相や責任を解明するために、最大限協力する」と述べました。
続いて、「今後、検察は何ごとにもとらわれず、明々白々に真実を明かし、それにもとづいて、厳正な司法処理が行われなければならない。すでに青瓦台の秘書室や警護室にも、検察の捜査に積極的に協力するよう指示している」と述べました。
また「必要であれば、私も検察の捜査に誠実に臨む覚悟で、特別検事制度の適用までも受け入れる」と強調しました。
朴大統領が検察の事情聴取を受けると明らかにしたことで、検察の捜査方式や時期に関心が集まっています。
現職の大統領には刑事訴追されない特権があり、捜査対象にならないというのがこれまでの捜査当局の立場だったため、朴大統領が検察の捜査を受けることになれば、憲政以来初めてとなります。
朴大統領に対して事情聴取が必要な内容は、まず、「ミル・Kスポーツ財団」の巨額の資金集めを大統領が指示したかどうかです。
朴大統領が指示したことがわかれば、職権濫用の疑いが持たれている崔順実容疑者と共犯になります。
また崔容疑者が青瓦台の資料を入手した経緯について捜査が進めば、朴大統領に対する捜査の内容はさらに増えることになります。
法曹界の見方としては、捜査の時期は、崔順実容疑者、安鍾範(アン・ジョンボム)前政策調整首席秘書官らの起訴が行われる今月下旬になる可能性が高いとされています。

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