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韓半島

北韓 南北つなぐすべての道路に地雷

Write: 2024-04-30 11:32:42Update: 2024-04-30 16:36:59

北韓 南北つなぐすべての道路に地雷

Photo : YONHAP News

北韓は、ことしの初めから、南北をつなぐ道路に地雷を埋設してきましたが、3本の道路のうち、最後の1本にも地雷が埋設されたことがわかりました。 
 
韓国軍が29日、明らかにしたところによりますと、北韓は江原道(カンウォンド)鉄原(チョロン)郡の非武装地帯にある、ファサルモリ高地付近の北韓側の道路に地雷を埋設したということです。
 
ファサルモリ高地は、韓国戦争でし烈な戦闘が繰り広げられたとされる地域のひとつで、韓国と北韓は、2018年に、共同で遺骨の発掘作業を行うため、南北をつなぐ道路を建設しました。

金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長はことし1月に行った施政演説で、「南北の軍事境界線付近にある、南北をつなぐすべてのものを徹底して断ち切る」と話していました。
 
その後、北韓は、南北をつなぐ京義(キョンイ)線と東海(トンヘ)線と呼ばれる2本の道路に地雷を埋設したほか、先月にはこれらの道路に設置された街灯を撤去しています。
 
京義線は、2004年に南北間の連結工事が完成し、開城(ケソン)工業団地に入居した韓国企業の関係者らがおもに利用していました。
 
東海線は、江原道(カンウォンド)高城(コソン)郡と北韓の金剛山(クムガンサン)を結ぶ道路で、2005年に開通し、金剛山への陸路での観光や離散家族の再会事業などに利用されました。

今回、ファサルモリ高地の道路にも地雷が埋設されたことで、南北をつなぐ3本の道路のすべてに地雷が埋設されたことになります。

統一部の報道官は29日、北韓の地雷埋設について、「北韓は統一を否定し、韓国との対話を拒絶しているが、その延長線上にあるものとみている」と述べました。

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