BTSやNewJeansなど、世界で人気のグループを抱える韓国の大手芸能事務所「HYBE」は、レーベルごとに子会社を設立することで、アーティストの特徴を引き出すとともに、特定のプロデューサーへの依存を下げる戦略をとっていますが、このところ親会社と子会社の対立がエスカレートしていて、法的措置にまで発展する可能性も取り沙汰されています。
HYBEは、傘下の6つの音楽事務所をそれぞれ子会化しています。
このうち、NewJeans が所属している「ADOR」については、その株式の80%をHYBEが所有することで、経営権をHYBEが握っています。
HYBEは、ADORが実質的な経営権の獲得に向けて動いているとして、今月22日にADORの内部監査に乗り出しました。
一方、NewJeansの産みの親として知られるADOR代表のミン・ヒジン氏は、23日、HYBEによる内部監査は、自身が、HYBEの別の子会社からデビューしたガールズグループがNewJeansのコピーだと指摘したことへの報復措置だとして、監査の正当性を否定しています。
これをうけ、HYBE側は、「今後、監査で明らかになった内容に基づいて、関係者に責任を追及していく」と述べました。