韓国軍の合同参謀本部は22日、北韓が韓半島東の海、東海（トンヘ）に向けて、弾道ミサイルを発射したと明らかにしました。

国連安全保障理事会の決議で禁じられている弾道ミサイルの発射としては、今月2日に中距離弾道ミサイルを発射して以来、およそ20日ぶりですが、北韓は、様々な種類のミサイルによる挑発を続けていて、先週19日には、韓半島西の海、西海（ソヘ）に向けて戦略巡航ミサイルと新型の地対空ミサイルの発射実験を行っています。

韓国軍は、今回の弾道ミサイルの飛距離や高度など、詳しい情報の収集と分析にあたるとともに、北韓による追加の発射に備えて警戒態勢を強化しています。

今回、北韓が弾道ミサイルを発射した背景には、今月25日の北韓人民軍の創建記念日を控えて内部の結束を図る狙いがあるものとみられます。