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政治

総選挙の投票始まる 「ねじれ」解消となるか

Write: 2024-04-10 06:03:24Update: 2024-04-11 09:05:10

総選挙の投票始まる 「ねじれ」解消となるか

Photo : YONHAP News

第22代国会議員総選挙の投票が、10日午前6時に始まりました。政府と国会の「ねじれ」状態が解消され、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が、就任以来、最重要課題と位置付けている労働・教育・年金のいわゆる「3大改革」に加え、北韓への対応や韓日関係の改善を含め、外交政策の推進に弾みがつくか、注目されます。

今回の総選挙では、国会の300の議席のうち、小選挙区で254議席、比例代表で46議席を選びます。

選挙の前は、尹政権を支える保守系与党「国民の力」が、選挙区と比例合わせて101議席、革新系の最大野党「共に民主党」が142議席を占める「ねじれ」状態となっていました。

そのため、今回の選挙は、残りの任期が3年となった尹大統領に対する「中間評価」と位置づけられる一方で、野党による国会運営への評価という位置付けにもなっています。

KBSやその他のメディアが選挙の一週間前にまでに行った一連の世論調査では、最大野党「共に民主党」が優勢となっていました。

同時に、KBSの調査では、有権者の2割が投票先を決めていないと答えているため、選挙の結果は予断を許さない状況です。

さらに、第3勢力と呼ばれる複数の新党が比例代表の候補を擁立していることも、今回の選挙の特徴です。

新党のうち、先の文在寅(ムン・ジェイン)政権で法務部の長官を務めた曺国(チョ・グク)氏が立ち上げた「祖国革新党」が、もっとも多くの支持を集めているとみられていますが、実際にどの程度、存在感を示すかも注目されています。

今回の選挙は、有権者の関心がこれまで以上に高くなっていて、期日前投票の投票率が31.3%、在外投票の投票率が62.8%で、いずれも過去最高となっています。

そのため、投票率が最終的に70%を超えるという見方が出ています。

投票は10日の午後6時に締め切られ、即日開票されます。

投票が締め切られたあと、KBS、MBC、SBSの3つの放送局は、共同で行った出口調査をもとに、選挙結果の大勢を発表します。

各党の具体的な獲得議席数は、翌11日の未明にも判明する見通しです。

300の議席の過半数となる151議席を獲得すれば、予算や各種法案の成立に加え、国務総理や最高裁判所長らの任命を単独で行うことができるようになります。

また、全議席の3分の2となる200議席以上を獲得すれば、単独で大統領の弾劾や憲法改正の発議が可能となります。

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