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政治

選挙後の政局を左右するマジックナンバーに注目集まる

Write: 2024-04-10 06:38:53Update: 2024-04-11 00:12:02

選挙後の政局を左右するマジックナンバーに注目集まる

Photo : KBS News

今回の総選挙を控えた事前の世論調査では、与野党ともに圧倒的な勝利の可能性は低いと見られているものの、与党は野党が連帯する可能性も危惧していて、「過半数」や「全議席の3分の2」など、今後の政局に大きな影響を与えるマジックナンバーにあらためて注目が集まっています。 

選挙前の国会は、野党の「共に民主党」が第1党で、野党が全議席の過半数を占めていたことから、政府や与党が提案する法案等の成立に時間がかかったり、廃案に追い込まれることがある一方で、野党の議席が3分の2には達していないことから、大統領が行使する拒否権を覆すこともできず、国会の審議が滞ることが常体化していました。

韓国では、全300議席のうち、半数を超える151議席を獲得すれば、予算や各種法案の成立に加え、国務総理や最高裁判所長らの任命を単独で行うことができるようになります。

また、全体の5分の3にあたる180議席を確保すれば、ファストトラックと呼ばれる制度を利用して、通常の手続きを経ずに法案を採決にかけることができるようになります。
 
前回の総選挙の直後は、最大野党「共に民主党」が180議席を確保していました。

さらに、300議席の3分の2にあたる200議席を獲得すれば、憲法改正案を弾独で可決できるほか、大統領が法案に対して拒否権を行使しても、最終的に国会で可決することができるだけでなく、大統領の弾劾訴追も可能となります。
 
今回の選挙で、最大野党「共に民主党」が単独で200議席を獲得しない場合でも、野党が連携して政府の批判に回る場合、その議席数が200を超えると、大統領の弾劾などが現実味を帯びるため、与党「国民の力」は、最低101議席を獲得したい考えです。

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