石油やガスプラントの設計などを行うサムスンエンジニアリングと大手建設会社のGS建設が、サウジアラビアで総額72億2000万ドル規模となるガスプラントの工事を受注しました。 
 
今回受注した工事は、サウジアラビアの国営石油会社「アラムコ」が、サウジアラビア東部のジュバイル付近で進めているもので、韓国企業がサウジアラビアで受注した案件としては最大規模です。
 
今回の受注について、大統領室は、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領による首脳外交の成果だと説明しました。

尹大統領は、おととしの11月にソウルでサウジアラビアのムハンマド皇太子と会談してインフラ分野の協力を進めることで一致したあと、およそ1年後となる去年10月にはサウジアラビアを国賓訪問して、建設とインフラ分野での協力を強化することで合意しています。
 
大統領室は、「今回の受注で、ことし1月から現在までの海外建設の受注額は127億2000万ドルに達し、去年の同じ時期の2倍を超えた」としたうえで、「年間400億ドルという目標も達成の見通しが立った」としています。