果物と原油などの価格高騰が続いている影響で、韓国の消費者物価指数は、2か月連続で3%台の上昇となりました。
統計庁が2日、まとめたところによりますと、先月の消費者物価指数は、前の年の同じ月に比べて、3.1%上昇しました。
消費者物価指数の上昇率は、ことし1月に2.8%を記録し、半年ぶりに2%台に下がりましたが、翌2月には再び3.1%となり、先月も同じく3.1%と、2か月連続で3%台の上昇率となりました。
なかでも、農畜水産物の価格は、2月に11.4%上昇、先月も11.7%上昇して、物価全体を押し上げました。
この上げ幅は、2021年4月以降、最も大きいものです。
果物の価格は、今シーズン、生産が不作だったことに加えて、去年の価格が一昨年に比べて低かったことから、前年比での上昇率が高い数字になっています。
とくに、先月、リンゴは88.2%、ナシは87.8%、それぞれ上昇し、いずれも統計をとり始めて以来、最も大きい増加幅を記録しました。
一方、世界的に原油価格の高騰が続くなか、石油類も1.2%上昇しました。
石油類の消費者物価指数が前の年より高くなったのは、去年1月以来です。