製造業の景況感は、ことし4月から6月までの指数が大幅に回復し、2年半ぶりの高水準となりました。 
 
大韓商工会議所が先月31日に発表したところによりますと、全国2230のメーカーを対象にアンケート調査を行ったところ、ことし第2四半期のBSI＝景況判断指数は99で、前の四半期に比べて16ポイント上昇したということです。
 
これは、2021年の第4四半期以降で最も高くなっています。
 
BSIは、企業が景気をどう見ているかを示す指数で、100以下の場合、否定的な見方の企業が多いことを意味します。

業種別では、半導体が114で、100を大幅に上回っています。IT関連の需要が世界的に回復し、生産と輸出が拡大していることが背景にあります。 
 
また、海外で韓国の美容への関心が高いことを背景に、化粧品と美容医療機器の輸出が増えていることから、関連分野での景況感も明るくなっています。
 
一方、鉄鋼と石油化学は、中国の内需低迷と供給拡大による不振が続き、いずれも100を下回って、否定的な見方の企業が多くなっています。