会社勤めをしている人のうち、2人に1人は、必要最低限の業務だけをこなし、昇進や会社への貢献の意志がない、いわゆる「静かな退職」状態であることがわかりました。
就職情報サイト「インクルート」が、会社員1097人を対象に「静かな退職」に対する認識を調査したところ、全体の51.7%が、現在「静かな退職」状態だと答えました。
勤続年数別には、8年目から10年目までが57.4%で最も多く、次いで5年目から7年目、17年目から19年目の順となっていました。
「静かな退職」状態になっている理由は、「年収や福利厚生などに満足していないから」が32.6%で最も多く、「会社での仕事に熱意が感じられないから」が29.8%、「転職を準備しているから」が20.5%などの順となっていました。
実際に退職をする際のスタイルとしては、周囲にわからないように次の仕事の準備をしてから退職する「計画的な退社型」が56.8%で最も多くなっていました。
そのほか、親しい仲間にだけ打ち明けて退職するスタイルや、衝動的に辞めるパターン、普段から退職したいと周囲に積極的にアピールするタイプなどがありました。