サッカーの韓国代表チームは、先月、アジアカップの準決勝で敗退した責任を問われてクリンスマン監督が契約期間の途中で解任となり、監督不在の状態となっていますが、23歳以下のサッカー韓国代表の監督を務める黄善洪(ファン・ソンホン)氏が、暫定的に国家代表チームの監督を兼任することになりました。
大韓サッカー協会は27日、来月行われる代表チームの試合で黄監督が暫定的に監督を兼任すると発表しました。
人選の理由について、サッカー協会は、「黄監督は去年のアジア大会でチームを優勝に導いた。ほかの国でも国家代表と23歳以下の代表の監督を兼任するケースがある」と説明しました。
黄監督は、選手時代に韓国代表の看板フォワードとして活躍し、2002年の韓日共催のワールドカップなど103試合に出場し、通算50ゴールを達成しています。
選手として引退したあとは、主に国内のプロサッカーリーグの監督を務め、2021年9月に23以下の韓国代表の監督に就任しています。
黄監督は、国家代表チームの監督として、2026年のワールドカップのアジア2次予選として来月21日と26日に行われるタイとの2連戦に臨みます。
サッカー協会は、ことし5月の初めまでに正式な監督を選ぶ予定です。