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社会

旧正月の恩赦 元国防相・元大統領秘書室長らが対象に

Write: 2024-02-06 16:01:23Update: 2024-02-06 16:03:17

旧正月の恩赦 元国防相・元大統領秘書室長らが対象に

Photo : KBS News

韓国の旧正月、ソルラルに合わせて恩赦が行われることになり、その対象に、現政権と同じ保守系の前政権の元国防部長官や元大統領秘書室長が含まれました。 
 
政府は6日の閣議で、実刑判決を受けた公職者や企業関係者など980人の特別恩赦と復権を行うことを決めました。
 
尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の発足後、恩赦が実施されるのはこれで4回目です。
 
今回の恩赦の対象には、金寛鎮(キム・グァンジン)元国防部長官や金淇春(キム・ギチュン)元大統領秘書室長が含まれました。
 
このうち、金寛鎮氏は李明博(イ・ミョンバク)政権から朴槿恵(パク・クネ)政権にかけておよそ3年半、国防部長官を務めていて、李明博政権下で、2012年の総選挙と大統領選に絡み、当時の野党を非難する書き込みをするよう韓国軍のサイバー司令部に指示したとして懲役刑が確定しています。
 
また、金淇春氏は、朴槿恵政権時代に大統領秘書室長を務め、政権に批判的な文化関係者およそ1万人を掲載した「ブラックリスト」の作成を指示したとして、懲役刑が確定しています。
 
政府は、「今回の恩赦を機に、政治対立を解消し、国民が互いに歩み寄る契機としたい」としています。
 
企業関係者では、SKグループの崔再源(チェ・ジェウォン)首席副会長と防衛産業大手、LIGの具本尚(ク・ボンサン)会長が復権の対象となりました。
 
政府はこのほか、旅客と貨物の運送業、食品接客業、漁業、運転免許などで行政処分を受けた45万5000人に対しても行政処分の減免を行うとしています。
 
恩赦は7日午前0時に発効します。

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