ソウルの中心部、龍山(ヨンサン)にある鉄道車両の整備場の跡地で、100階建てのビルを中心としたビル群を建設するなど大規模な再開発工事が、来年、着工することになりました。
龍山の再開発は、20年以上前の2001年に計画が始まったもので、国が所有する49万5000平方メートルの鉄道車両の整備基地を国際業務地区として開発することを柱としています。
2006年に、一度計画がとりまとめられましたが、2008年のグローバル経済危機や資金不足などで2013年に、計画は白紙となりました。
その後、この土地は未開発のまま放置されていましたが、ソウル市が5日、新たな開発計画を発表しました。
それによりますと、およそ100階建ての超高層ビルを中心に、複数のビルを建設し、オフィスや住居、教育、文化施設を整備するとしています。
また、建物の壁面や屋上に緑地をつくるほか、建物同士を45階の高さでつなぐ全長1キロを超える展望橋をつくり、市民が無料で利用できるようにするということです。
事業費は公共と民間合わせて51兆ウォン程度で、公共が道路や公園などのインフラを整備し、民間は個別の建物を建設するということです。
来年着工し、2030年のオープンを目指すということです。