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経済

韓国の去年の経済成長率1.4% おととしからほぼ半減

Write: 2024-01-26 15:00:12Update: 2024-01-26 15:46:26

韓国の去年の経済成長率1.4% おととしからほぼ半減

Photo : YONHAP News

韓国の去年1年間の経済成長率が、1.4%を記録しました。高金利や物価高などの影響で、おととしの2.6%に比べて、およそ半分の水準となりました。 
 
韓国銀行によりますと、去年の韓国のGDP=国内総生産は、1.4%のプラス成長となりました。

四半期別にみると、去年10月から12月は、前の四半期に比べて0.6%伸びたということで、4四半期連続でプラスとなりました。

去年1年間の成長率、1.4%は、政府と韓国銀行が示した見通しと同じ結果となりましたが、新型コロナの感染が拡大した2020年にマイナス0.7%を記録して以来、3年ぶりにもっとも低い結果となりました。

2020年を除くと、グローバル金融危機に見舞われた2009年以来、もっとも低い水準だということです。
 
去年の成長率がコロナ禍だったおととしよりも低くなったことについて、韓国銀行は、「高金利と物価高に加え、IT分野の回復が遅れたことなどが影響し、民間消費と輸出の増加が鈍化した」としたと説明しました。

そのうえで、「ことしはIT分野の回復が続き、2%台前半の成長が予想される」と説明しました。
 
ただ、経済の基礎体力を示す「潜在成長率」をみると、OECDの予測による韓国の2030年から2060年までの潜在成長率の平均値は0.8%となっていて、アメリカや日本よりも低く、韓国が成長に向けた推進力を失いつつあると指摘されています。

韓国銀行は、引き続き成長していくには、少子高齢化のような人口問題に加えて、インドや中国などとの競争、さらに、世界的なサプライチェーンの再編などの問題を解決しなければならないと説明しました。

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