ウクライナ侵攻を続けるロシアへの制裁を強化するため、政府は、油圧ショベルなど建設現場で使われる重機や、排気量2000CC以上の乗用車など、軍事目的に転用できる製品のロシア向けの輸出を制限することにしました。
産業通商資源部は26日、国際社会のロシアに対する制裁に協力するため、ロシアに輸出する際に政府の許可を必要とする品目に、新たに682品目を追加する方針です。
追加される品目は、建設用重機、2次電池、工作機械、航空機の部品など、軍事転用される可能性が高いと判断されるものです。
これにより、ロシアに輸出する際に政府の許可を必要とする品目は、合わせて1159品目となる見通しです。
また、乗用車に対しても、従来は価格が5万ドル以上のものが規制対象となっていましたが、今回、排気量が2000CC以上の車も規制対象に含まれることになります。
新しく追加された規制は、関係機関の意見集約を行ったあと、来年初めに実施される予定です。