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経済

サムスン重工業 ロシアでのLNGタンカー建造を中止 ウクライナ侵攻で

Write: 2023-12-27 10:07:46Update: 2023-12-27 12:09:39

国内の造船大手トップ3の1つ、サムスン重工業は、ロシアによるウクライナ侵攻が長期化している影響で、ロシアの造船所で行っていたLNG=液化天然ガスを運搬するためのタンカーの建造を中止しました。 
 
ロイター通信が26日、報じたところによりますと、サムスン重工業はロシア・ウラジオストクにあるズベズダ造船所と供給契約を結んだLNGタンカー15隻分のうち、10隻分の船体ブロックや関連する資材と機材の製作を中止しました。
 
大型の船舶を建造する際は、船体をいくつかのブロックに分けて同時に製造し、最後につなぎ合わせて完成させる「ブロック工法」が使われます。
 
サムスン重工業の担当者によりますと、5隻分のブロックと資材および機材の製造はほぼ終わっていて、残りの10隻分の製造を中止したということです。

ただ、供給契約そのものを解除したわけではないということです。
 
造船業界によりますと、ズベズダ造船所は、ロシアによるウクライナ侵攻が理由で、アメリカ政府の金融制裁の対象に指定される可能性が高まっているため、サムスン重工業はこれを見越して製造中止の決断を下したということです。
 
一方、ハンファオーシャンの前身、大宇(デウ)造船海洋もおととしまでに、ロシアとの間で合わせて3隻のLNGタンカーの建造契約を結びましたが、ウクライナ侵攻以降、契約を解除しています。

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