韓国を訪れる外国人旅行者へのサービス向上の一貫として、ソウルの地下鉄明洞(ミョンドン)駅に、英語や日本語、中国語などを瞬時に翻訳して表示するシステムが試験的に導入されました。
このシステムは、透明なディスプレイをはさんで会話をすると、外国人旅行者が話した内容が韓国語にリアルタイムで翻訳され画面に表示されます。
同じく、駅員が韓国語で話した内容は、相手の言語で画面に表示されます。
文字を表示するディスプレイが透明なため、相手の表情を確認しながら会話ができます。
英語のほか、日本語や中国語など13の言語に対応しています。
コロナ禍が収束し、外国人旅行者の数が増加するなか、交通機関でのコミュニケーションを円滑にするのが狙いです。
新しいシステムは、まず、外国人による利用が最も多い明洞駅に設置され、4か月間、試験運用を行ったあと、来年、ソウル駅をはじめ、梨泰院(イテウォン)や金浦(キンポ)空港など、合わせて5つの駅にも設置される予定です。