19回目となるアジア大会が、23日夜、中国の杭州で開会しました。 韓国からは、過去最多となる1140人が出場しています。
第19回アジア競技大会は、45の国と地域から過去最多となるおよそ1万2000人の選手が参加し、来月8日まで、40の競技で熱戦が繰り広げられます。
今大会は、新型コロナウイルスの影響で1年遅れての開催となりました。
開会式は、巨大なハスの花をモチーフにした外観の奥体センター競技場で行われました。
開幕式では、「環境に優しいスマートな大会」をアピールするため、伝統的な花火の代わりに、AR=拡張現実の技術を駆使したレーザーショーが行われました。
ちょうど秋分の日の開催となった開幕式では、秋の趣きが感じられる万里の長城など、雄大な中国の風景が3Dアニメーションで紹介されました。
韓国選手団は、フェンシング男子のク・ボンギル選手と、競泳女子のキム・ソヨン選手が旗手を務め、45の国と地域のうち、16番目に入場しました。
開幕式には、中国の習近平国家主席のほか、韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理、カンボジアのノロドム・シハモニ国王、クウェートのミシャル・アハマド・サバハ皇太子、そしてIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長などが出席しました。
韓国からは、39の競技に過去最多となる1140人が出場していて、テコンドー、競泳、走り高跳びをはじめとする競技で金メダル50個以上を獲得して総合順位3位に入ることを目指しています。
競技は24日から本格的にスタートします。