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文化

チョン・ミョングァンの小説「鯨」 国際ブッカー賞最終候補に

Write: 2023-04-19 14:05:47Update: 2023-04-19 14:08:02

チョン・ミョングァンの小説「鯨」 国際ブッカー賞最終候補に

Photo : YONHAP News

韓国の作家、チョン・ミョングァンさんの小説「鯨」が、世界3大文学賞のひとつとされるイギリスの文学賞、ブッカー賞の国際部門で最終候補作に選ばれました。 
 
ブッカー賞財団は18日(現地時間)、ことしの国際ブッカー賞の最終候補6作を発表し、チョンさんが2004年に書き、キム・チヨンさんが翻訳した小説「鯨」の英語版が含まれました。
 
国際ブッカー賞は、直近の1年間、イギリスとアイルランドで出版された非英語圏の作家らの小説と小説集の英語版のうち、もっとも優れた作品に授与される賞です。
 
小説「鯨」は、出版された2004年に文学トンネ小説賞を受賞し、10万部以上を売るベストセラーとなりました。
 
小説「鯨」は、強烈な個性を持つ三人の女性の人生を社会に対する風刺を込めて描いた物語です。
 
ブッカー賞の審査委員団は、「鯨」について、「前近代社会から脱近代社会への急激な転換の過程で韓国が経験した変化にスポットライトを当てた風刺的な小説だ」と評価しました。
 
韓国の作品が、この部門の最終候補に選ばれたのは、4回目です。
 
韓江(ハン・ガン)さんが2016年に「菜食主義者」で国際ブッカー賞を受賞し、2018年にも「白い」で最終候補作に選ばれました。
 
また、去年はチョン・ボラさんの小説集「呪いウサギ」が最終候補作に選ばれており、韓国小説は2年連続で最終候補作にノミネートされる快挙となりました。
 
受賞作は、5月23日にロンドンで開かれる授賞式で発表されます。

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