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文化

世界最古の金属活字本「直指」 仏で半世紀ぶり一般公開

Write: 2023-04-12 13:57:01Update: 2023-05-01 13:54:38

世界最古の金属活字本「直指」 仏で半世紀ぶり一般公開

Photo : YONHAP News

現存する世界最古の金属活字本で、ユネスコ=国連教育科学文化機関の世界記憶遺産として登録されている高麗時代の仏教書が、半世紀ぶりにフランスで一般公開されます。 
 
仏教書「白雲和尚抄録仏祖直指心体要節」、通称「直指(チクジ)」は、パリにあるフランス国立図書館で今月12日から7月16日まで開催される展覧会で展示される予定で、展覧会開幕の前日、メディア向けに公開されました。
 
公開された「直指」は、黄色く色あせていて、ところどころしみがありますが、文字は鮮明で十分に識別可能な状態です。
 
直指は、高僧らが説いた仏の教え、対話、書き残された文章などから白雲(ペグン)和尚が重要な内容を抜き出してまとめた書物です。
 
1377年に忠清北道(チュンチョンブクト)清州(チョンジュ)の寺、興徳寺(フンドクサ)で、金属活字により印刷されました。これは、西洋の最古の金属活字本「グーテンベルク聖書」の印刷より78年早いものです。
 
上下2巻とされますが、上巻は残っておらず、下巻だけがフランスで保存されています。
 
大韓帝国時代に駐在したフランス外交官が入手し、その後フランス国立図書館に寄贈しました。
  
直指の実物が一般公開されるのは、1973年にフランス国立図書館が開催した東洋の宝物がテーマの展覧会以来、50年ぶりです。
 
韓国は今回の展示を機に、直指の価値を広く発信するイベントを現地で開催することにしています。

★2023年5月1日修正

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