韓国の海面水位が、33年間で10センチ近く上昇したことが、海洋水産部の調査でわかりました。
海洋水産部の国立海洋調査院が19日に発表した報告書によりますと、1989年から2021年までの33年間で、韓国の海面水位は平均で9.9センチ上昇しました。
毎年およそ3ミリずつ上昇したことになります。
海域別にみますと、韓半島の東側の海面上昇が年間3.53ミリと最も大きく、次いで西側が年間3.08ミリ、南側が年間2.55ミリでした。
観測地点別には、鬱陵島(ウルルンド)が年間5.29ミリと最も大きく、次いで浦項(ポハン)、郡山(グンサン)、束草(ソクチョ)の順となっています。
国立海洋調査院は、2100年までの海面水位の上昇の予測値も、分析が終わり次第、発表する方針です。