政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)は、韓国のことしの経済成長率の見通しを1.9%に上方修正しました。
韓国開発研究院によりますと、去年11月に示した1.8%から0.1ポイント引き上げたということです。
今回の上方修正の最大の要因は、半導体輸出の好調です。
世界半導体市場統計(WSTS)は、ことしの世界のメモリー半導体の売上高の伸び率の見通しを39.4%と、大幅に引き上げました。AI=人工知能の需要拡大が背景にあると分析されています。
研究院は、これを踏まえ、ことしの輸出増加率を2.1%と見込んでいます。
アメリカによる関税引き上げの可能性という不確実性はあるものの、半導体市況の回復が輸出を下支えするとみています。
また、経常収支の黒字額は1488億ドルに拡大する見通しです。
半導体価格の上昇と原油価格の下落により、貿易条件が改善することが影響したとみられます。
民間消費は1.7%の増加、設備投資も2%台の伸びが見込まれています。
一方、地方の不動産市場の低迷を背景に、建設投資は0.5%の増加にとどまる見通しです。
消費者物価の上昇率は2.1%と、比較的安定した水準を維持すると予想されています。
就業者数は17万人増える見通しですが、生産年齢人口の減少を背景に、増加幅はやや縮小する見込みです。