安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官がサウジアラビアのハーリド・ビン・サルマーン国防相と会談し、両国間の防衛産業分野での協力を強化することで合意しました。単なる防衛産業のマーケット拡大にとどまらず、国防研究開発やシステムの革新を含む戦略的協力を公式化した点で大きな意味があります。
韓国国防部が9日発表したところによりますと、世界最大規模の防衛産業展示会である「ワールド・ディフェンス・ショー(WDS)2026」に出席するためサウジアラビアを訪れている安長官は8日、ハーリド国防相と会談し、韓国国防科学研究所(ADD)とサウジアラビア国防研究所(DRDA)との間で国防研究開発協力に関する覚書を締結しました。単なる技術の交流を超え、共同の研究開発やネットワーク基盤の兵器体系への革新まで視野に入れた協力の枠組みを整えた点に意義があります。
安長官は会談で、韓国がサウジアラビアの「サウジ・ビジョン2030」の主要な協力国であることを強調し、国防や防衛産業分野でも協力を発展させていくことを提案しました。「サウジ・ビジョン2030」は、サウジアラビアの石油への依存度を減らし、経済活動と投資活動を多様化するための戦略的枠組みです。
特に、年内のハーリド国防相の韓国訪問を正式に提案し、高官級の交流を通じた協力の制度化を求めました。これに対し、ハーリド国防相は、展示会に出席するため訪問した安長官に謝意を示し、サウジアラビアと韓国が「未来志向の戦略的パートナー関係」にあることを改めて確認しました。また、「韓国の優れた技術力と国防分野での数々の経験が、サウジアラビアの国防能力強化に実質的に貢献することを期待する」と応じました。
一方、安長官はリヤドで開かれた第3回「ワールド・ディフェンス・ショー(WDS)」に出席し、韓国の防衛産業企業の展示館を訪問したほか、関係者と面会して防衛産業の輸出に関わる現場の声を聞きました。
今回の展示会には80か国からおよを700社が参加しました。韓国からはハンファ防衛産業3社、現代ロテム、LIGネクスワン、韓国航空宇宙産業(KAI)など、合わせて39社が参加しました。