韓国のがん患者はおよそ273万人に上り、このうちの10人に7人が診断後5年以上生存していることがわかりました。
韓国保健福祉部が公表した2023年の国家がん登録統計によりますと、がんと診断されて治療中、または完治した人は、人口の5.3%にあたる273万人あまりでした。
2023年に新たにがんと診断された人は前の年より2.5%増えて28万人あまりでした。
韓国の高齢社会が進む影響で、このうちの半数が、65歳以上の高齢者でした。
一生のうちがんと診断される確率は、男性が44%、女性が38%でした。
男女合わせてもっとも多いがんは、甲状腺がんでした。
性別に見ますと、男性は、前立腺がんがもっとも多く、新たにがんと診断された患者の15%を占めました。次いで、肺がん、胃がん、大腸がんの順でした。
60代、70代の男性で前立腺がんがもっとも多く、高齢人口の増加が影響しているとみられます。
女性は、乳がんがもっとも多く、甲状腺がん、大腸がん、肺がんが続きました。
がん患者の5年生存率は73.7%で、10人に7人が5年以上生存しています。
韓国はがんで死亡した人が人口10万人当たり64人で、日本やアメリカより低い水準です。
高い発生率に比べて死亡率が低いのは、早期の検診と治療の改善の結果だと評価されています。