ドイツ・ベルリンの行政当局によって強制撤去されていた「平和の少女像」が、およそ3か月ぶりに別の場所に設置されることになりました。
在ドイツ市民団体のコリア協議会は、ベルリン・ミッテ区が保管していた少女像が返還され、現地時間の16日、従来の設置場所があったベルリン市内の道路沿いから徒歩でおよそ3分の場所にある「芸術・都市センター」に、1年間臨時に設置すると現地時間の16日、明らかにしました。
「芸術・都市センター」は、芸術家や都市研究者が滞在しながら都市社会をテーマにしたプロジェクトを進める非営利のレジデンス型文化空間です。センター側は、少女像について「これまでの設置場所とは異なり、固定された記念物ではなく、出会いと傾聴、討論が行われる空間の一部になる」と説明しました。
2020年9月、ベルリン・ミッテ区の公共用地に設置された少女像は、戦時の性暴力と女性の人権問題を喚起する市民運動の象徴として定着してきました。
しかし、ミッテ区側は2004年の道路法に基づく仮設芸術作品の設置期限が過ぎたとして、撤去を求めてきました。ミッテ区は、「韓日間の葛藤をテーマにした少女像は、ドイツと直接の関係がなく、ドイツおよびベルリン州の特別な外交的利害関係の妨げになる」として、撤去要求の理由を明確にしていました。
これに対し、コリア協議会は撤去命令の効力停止を求める仮処分を申請しましたが、裁判所に却下され、ミッテ区は去年10月、業者と警察を動員して強制撤去を行いました。