与党「共に民主党」は、国会運営を取り仕切る新たな院内代表に、穏健で合理的な中堅議員として知られる韓秉道(ハン・ビョンド)氏(58)を選出しました。
「共に民主党」は11日、国会で議員総会を開き、院内代表の補欠選挙を行った結果、韓秉道議員を新たな院内代表に選びました。この補欠選挙は、前任の金炳基(キム・ビョンギ)議員が、自身や家族をめぐる複数の疑惑を受けて辞任したことに伴い実施されたものです。
韓氏は当選3回の中堅議員で、決選投票の末、同じく当選3回の議員を破って当選しました。党の内外からは「穏健で合理的な政治家」との評価が多く、李在明(イ・ジェミョン)政権の発足後、与党としては2人目の院内代表となります。
任期は、前任者の任期を引き継ぐため、ことし6月の地方選挙前までのおよそ4か月間です。韓氏は、国政運営や主要法案の処理をスピード感をもって進める考えを示していて、当選後のあいさつでは、「国政課題を迅速に進め、李在明政権の成功をしっかりと支えていきたい」と述べました。
1967年生まれで、韓国南西部の全羅北道・益山(イクサン)出身の韓氏は、学生運動に関わった経歴を持ち、文在寅(ムン・ジェイン)政権では青瓦台の政務首席秘書官を務めました。党内では特定の派閥に偏らず、与野党を問わず幅広い人脈を持つとされ、党と青瓦台、国会をつなぐ調整役としての役割が期待されています。
一方、「共に民主党」は、前院内代表をめぐる問題への対応を急ぐ構えで、党の倫理機関が早ければ12日にも懲戒内容を決定するとみられています。党指導部は、金前院内代表に事実上の自発的な離党を求めるとともに、除名の可能性にも言及しています。