去年8月、カンボジアの犯罪拠点で発生した韓国人大学生の拷問・殺害事件をめぐって、大学生を監禁していた特殊詐欺グループのリーダー格とみられる中国国籍の男がタイで逮捕されました。
韓国法務部と警察庁、国家情報院は8日、タイ当局との連携によって、韓国人大学生を監禁していた特殊詐欺グループのリーダー格とみられる中国国籍の40代の男を、タイ東部のパタヤで逮捕したと明らかにしました。
捜査当局によりますと、男はカンボジアで特殊詐欺グループを運営し、高収入のアルバイトを装って韓国人を現地に呼び寄せ、監禁や脅迫を繰り返していた疑いが持たれています。
また、韓国人大学生をカンボジアに連れて行ったうえで共犯に引き渡し、暴行や拷問を加えさせて死亡させた疑いもかけられています。
韓国当局は、去年11月に男がタイに入国したという情報を入手して、タイ当局に対して引き渡しに向けた身柄の拘束を要請し、その後、防犯カメラの追跡や通信捜査、国際共助捜査を通じて男の身柄を確保しました。
男は中国国籍であるため、韓国に送還するためには、タイ国内での手続きとして、犯罪人引き渡しに関する裁判が必要となります。
韓国法務部は、関係する犯罪者たちを最後まで追跡し、韓国国内に送還したうえで厳しく処罰する方針を示しました。