ソウルの地下鉄1号線から8号線のすべての駅に、クレジットカードやスマートフォンの簡単決済で交通カードの購入・チャージができる新型券売機のキオスクが設置されました。
ソウル交通公社によりますと、地下鉄1号線から8号線までの273の駅に新型の交通カードキオスク440台を設置したということです。
現金決済だけだった従来のキオスクを置き換えたもので、全面的な改善はおよそ17年ぶりとなります。
新型のキオスクでは、韓国国内で発行されたクレジットカードや、カカオペイ、ネイバーペイなどの簡単決済を使って交通カードをチャージできるほか、1回券や一般の交通カードも購入できます。
これまで駅係員に申し出る必要があった1回券や定期券の払い戻し、カード種類の変更も、キオスクで直接手続きできるようになりました。
今回の改善は、外国人が利用に不便さを感じていたことを踏まえて、今後の交通決済制度の見直しをも視野に入れて行われたものです。
韓国ではこれまで、交通カードは現金で購入・チャージする必要があり、外国人にとって不便だとの指摘が出ていました。
新型のキオスクは、車いす利用者や子どもに配慮した低い画面位置や大きな文字、わかりやすい画面構成を採用し、点字キーパッドや音声案内機能も備えることで、交通弱者や外国人を含め、誰もが使いやすい設計となっています。
ソウル市は今後、海外発行のクレジットカードを端末に直接かざして決済する「オープンループ(Open Loop)方式」を段階的に導入し、外国人観光客も将来的には交通カードを持たずに公共交通機関を利用できる環境を整える方針です。