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韓半島

金委員長 ミサイルと砲弾の増産を指示 対ロ輸出を念頭か

Write: 2025-12-26 14:57:25Update: 2025-12-26 16:31:20

金委員長 ミサイルと砲弾の増産を指示 対ロ輸出を念頭か

Photo : YONHAP News

北韓の国営メディアは、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が軍需工場を訪れてミサイルや砲弾の生産状況を視察し、増産を指示したことを明らかにしました。
 
朝鮮中央通信は26日、金委員長が「重要軍需工業企業所」を視察し、ことしのミサイルと砲弾の生産実績と第4四半期の生産状況について報告を受けたと伝えました。

金委員長は、来年の生産計画を大幅に拡大する必要があると述べ、そのための技術・経済面の課題を指示したということです。
 
また、来年初めに予定されている朝鮮労働党の第9回大会で、新たな軍需工場の建設や既存工場の近代化をめぐる計画を正式に決定する考えを示しました。

金委員長は、「軍需工業の効率性と実用性を着実に向上させる必要がある」と強調し、ミサイル総局や第2経済委員会に対し、徹底した準備を指示しました。
 
今回の報道で注目されているのは、北韓がミサイルとともに砲弾の生産を前面に打ち出している点です。

公開された写真には、短距離弾道ミサイル「KN23」が写っていますが、この兵器はこれまでロシアに供与されたとの疑惑が指摘されてきたミサイルの一つです。
 
こうしたミサイルが生産現場の視察報道とともに公開されたことについて、今後も一定量を継続的に生産し、供給できる能力を強調する狙いがあるとの見方も出ています。
 
専門家らは、今回の報道について、北韓とロシアの軍事協力が単なる兵器生産能力の誇示にとどまらず、持続的な生産と供給を前提とした軍事協力の関係へと移行しつつあることを示す兆候とみています。

また、ウクライナ戦争の長期化により、弾薬の需要が高まっているロシアの状況を念頭に置いたものとの分析も出ています。

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