韓国軍は、独島(トクト)近海でことし下半期の防衛訓練を非公開で実施しました。
海軍は24日、韓半島東の海、東海(トンへ)上で、ことし下半期の「東海領土守護訓練」を23日に非公開で行ったと明らかにしました。
この訓練は、韓国の領土と国民の財産を保護するため、1986年から年に2回、独島周辺で行われています。
外国の船舶や航空機が独島近海で違法な活動や武力衝突を試みる事態を想定し、海上での対応能力を点検することを目的としています。
軍によりますと、今回の訓練の方式や参加した戦力の規模は、過去とほぼ同じ水準だったということです。
海軍と海洋警察庁の艦艇が参加しましたが、空軍や海軍の航空戦力は参加せず、海兵隊による独島への上陸も行われませんでした。
李在明(イ・ジェミョン)政権の発足後では、7月に続いて、今回が2回目の訓練となります。
軍当局は、今回の訓練について、特定の国を想定したものではなく、あくまで定例的な訓練だと強調しています。
一方、今回の訓練を受けて、日本外務省の金井正彰アジア大洋州局長は、東京の韓国大使館の金壯炫(キム・ジャンヒョン)次席公使に電話し、強く抗議しました。
また、ソウルの日本大使館から、韓国外交部に対しても同様の抗議を行いました。