メニューへ 本文へ
Go Top

文化

朝鮮時代の建物が100年経て返還 日本人住職らに大統領表彰

Write: 2025-12-09 11:58:25Update: 2025-12-09 15:36:22

朝鮮時代の建物が100年経て返還 日本人住職らに大統領表彰

Photo : YONHAP News

朝鮮王朝の宮殿から鎌倉大仏で知られる鎌倉市の高徳院に移築された建物「観月堂」が、100年の時を経て韓国に返還されたことに大きく貢献した日本人らが大統領表彰を受けることになりました。
 
国家遺産庁は9日、ことしの国家遺産の保護に功績のあった人物として、高徳院の佐藤孝雄住職を含む個人10人と2つの団体を大統領表彰の受賞者に選定したと明らかにしました。
 
国家遺産庁は選定の理由について、「文化遺産を通じて韓日両国の友好と交流の実践に寄与した」と説明しています。
 
慶應義塾大学で民族学・考古学を研究する教授でもある佐藤住職は、2002年に高徳院の住職となって以降、観月堂を韓国に戻すべきだと考え、返還に向けた取り組みを進めてきました。
 
この過程で日本国内の右翼団体から圧力があって中断したものの、意思を貫き返還に向けて密かに行動に踏み切ったということです。
 
そしてことし6月、韓国の国家遺産庁と国外所在文化遺産財団と協定を結び、観月堂のすべての部材をいかなる条件も付けずに寄贈しました。建物の解体や輸送にかかる費用も、佐藤住職がすべて自費で負担しました。
 
佐藤住職はことし6月、韓国メディアのインタビューで「建物の本来の意味を生かすためには、もともとあった韓国に戻るべきだと思った」と語りました。
 
朝鮮王室の祖先の霊を祭る祠堂だったとされる「観月堂」は、日本の植民地時代だった1920年代に朝鮮殖産銀行を経て日本の実業家、杉野喜精の所有となって日本に渡り、高徳院に寄贈されたと言われています。「観月堂」は、およそ100年の時を経て韓国へ戻りました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >