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韓国国内のAI=人工知能を使ったスタートアップ企業は、創業から3年で半分近くが廃業していたことがわかりました。
産業技術振興協会は8日、研究所や研究開発を専門とする部署を持つ3万8154社を対象に、創業7年以下のAIスタートアップ企業と一般企業に分けて、研究開発に関する調査を行いました。
その結果、2023年の時点で国内のAIスタートアップ企業の3年生存率は56.2%で、全産業平均の68.8%を大きく下回ったことが分かりました。
研究開発費に占める政府資金の割合は22.9%で、全産業平均のおよそ4倍の水準となり、政府からの出資金や補助金への依存度が高い実態も浮き彫りになりました。
報告書は、「AIスタートアップへの投資規模は拡大しているものの、2023年の平均投資額は5億9000万ウォン程度にとどまっていて、ほかの企業集団に比べて依然として小さい」と指摘しました。
また、AI企業のうちAIスタートアップ企業の80%が首都圏に集中していて、地域間のAI技術力の格差が急速に広がっていると分析しました。