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スポーツ

柔道女子のイ・ヒョンジ 柔道グランドスラム東京で優勝

Write: 2025-12-08 10:48:50Update: 2025-12-08 11:17:35

柔道女子最重量級(78キロ超級)の次世代のエース、イ・ヒョンジ選手が、代表チームの先輩で今年の世界選手権優勝者のキム・ハユン選手を下し、柔道の国際試合「グランドスラム東京2025」で優勝しました。
 
イ選手は7日、東京体育館で行われた大会2日目の女子78キロ超級の決勝で、キム選手を相手に絞め技による一本勝ちを収め、金メダルを獲得しました。
 
準々決勝では日本の冨田若葉選手を抑え込み一本勝ちで、準決勝では日本の新井万央選手を反則勝ちで破って決勝に進んだイ選手は、先輩で最大のライバルでもあるキム選手に、初めて勝利しました。
 
終始激しい攻防が続く中、両者は激しい組み手争いを展開しましたが、なかなか決着がつきませんでした。
 
勝負が動いたのは試合時間終了間際のことでした。キム選手が延長戦に入る直前、左の背負い投げを仕掛けたのに対し、イ選手はこれを防ぎながら体勢を入れ替えて相手を倒しました。その後、体勢を崩したキム選手が絞め技に「参った」と合図をし、イ選手が勝利しました。
 
試合後、イ選手は深く一礼して先輩への敬意を示し、キム選手も笑顔で後輩をたたえました。
 
イ選手は、去年の国際柔道連盟(IJF)世界ジュニア選手権で優勝して注目を集めた大型新人です。ジュニア世代を制した後、今シーズンはシニアの舞台に本格参戦し、旋風を巻き起こしました。今年5月の「柔道グランドスラム・カザフスタンバリス」では、世界トップクラスの選手を次々と破り、初めてグランドスラムのタイトルを獲得しています。
 
しかし、これまでキム選手の壁は高く、今年6月の世界選手権でも準々決勝で対戦し、反則負けで銅メダルに終わっていました。
 
アジア大会金メダル、パリオリンピック銅メダル、世界選手権金メダルを持つキム選手は、この階級の絶対的な強豪として君臨してきましたが、イ選手は今大会で勝利を収め、世代交代の到来を強く印象づけました。

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