メニューへ 本文へ
Go Top

社会

李大統領 米で拘束の韓国人労働者に慰労の書簡

Write: 2025-11-25 10:14:25Update: 2025-11-25 11:28:47

李大統領 米で拘束の韓国人労働者に慰労の書簡

Photo : YONHAP News

李在明(イ・ジェミョン)大統領は、ことし9月にアメリカ南部のジョージア州で現代(ヒョンデ)自動車などが建設中の工場で、アメリカの捜査当局が行った不法移民の大規模な摘発によって拘束された韓国人労働者およそ300人に対し、慰労の書簡を送りました。
 
大統領室によりますと、李大統領は先月22日から24日にかけて、外交部を通じて被害者およそ300人に書簡を発送したということです。
 
李大統領は書簡で「遠い異国の地で感じたであろう恐怖と孤独は想像を超えるものだったはずだ」と述べたうえで、「理不尽な状況の中で耐えてくれた皆さんに深く感謝する」と気持ちを伝えました。
 
また、拘束をめぐる協議の進捗についてリアルタイムで報告を受けるなかで、「ほかの仕事が手につかず、眠りにつくこともできなかった」と述べ、被害者の心情に深く寄り添う姿勢を示しました。
 
さらに、「家族の皆さんが抱えていた不安に心から慰めの言葉を伝えたい。政府の対応を信じて忍耐を示してくれたことに感謝する」と述べました。
 
そのうえで、「韓国の国民が世界のどこにいても権利を侵害されることのないよう、また企業が安全に企業活動を続けられるよう、外交や制度に基づくあらゆる努力を尽くす」と強調しました。
 
李大統領は、再発防止に向けた協議を続ける意向を示し、「今回拘束された方々が将来、アメリカを訪れる際にいかなる不利益も受けることがないよう、措置を講じる」と述べました。
 
この問題は、アメリカの捜査当局が、工場建設現場を抜き打ちで大規模に取締まった際に韓国から派遣された300人あまりの労働者が拘束されたものです。韓国人労働者は、短期業務ビザや電子渡航認証で入国していましたが、取締りの過程で誤って不法滞在者として分類され、一時的に収容されました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >