日本のアニメ映画の劇場版「鬼滅の刃無限城編 第一章 猗窩座再来」は、韓国のことしの観客数で1位となりました。日本の映画が年間の興行でトップを記録したのは、今回が初めてです。
映画館入場券の統合電算網によりますと、「無限城編」は22日の時点で累積観客数が563万8000人となり、これまで1位だった「ゾンビになってしまった私の娘」を上回りました。
「ゾンビになってしまった私の娘」の観客数が逆転する可能性は低く、年内に公開されるほかの作品が「鬼滅の刃無限城編」を上回る可能性もほとんどありません。
日本映画が、国内の年間観客数で1位となるのは、統合電算網が運営を始めた2004年以降初めてで、アニメ映画が1位となるのも初めてです。
「鬼滅の刃無限城編」をめぐっては、キャラクターのキーホルダーやポスターなどのグッズが人気を集め、興行の後押しとなったと分析されています。
公開の最初の週から週替わりのグッズを配布するイベントを行ったことで、限定グッズを求めるファンたちが劇場ごとのイベントをチェックしながら複数回鑑賞する動きが広がりました。
こうした戦略は、同じくアニメ映画の「劇場版 チェンソーマン レゼ篇」や「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」など、最近公開された日本アニメ映画にも共通して見られます。
一方、「鬼滅の刃無限城編」が年間1位となった背景には、韓国映画の不振も影響したとみられています。