今月のソウルのマンション価格は、ここ5年あまりで最も大きな上昇幅を記録したことがわかりました。
KB不動産が23日、まとめたところによりますと、ソウルのマンション価格は、前の月と比べて1.72%上昇し、2020年9月以降、最も大きく上昇しました。ソウルのマンション価格は、18か月連続で上昇しています。
政府は先月15日、ソウルと京畿道(キョンギド)のほぼ全域を「過熱地域」に指定し、融資規制の強化や複数の住宅を保有している人への課税強化などを盛り込んだ不動産対策を実施しましたが、今回の調査には、その効果が出ませんでした。
地域別に見てみますと、銅雀(トンジャク)区が3.94%と最も大きく上昇し、城東(ソンドン)区が3.85%、広津(クァンジン)区が3.73%と、いずれも漢江(ハンガン)沿いの地域で大きな上昇が見られました。京畿道と仁川(インチョン)も小幅ながら上昇しました。
ただ、ソウルのマンション価格の展望指数は107.8と、前の月より16.6ポイント低下し、今後の価格上昇への期待感は、前の月より弱まりました。展望指数は、100を上回るほど、価格上昇を予想する人が多いことを示します。