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社会

韓国初の潜水艦 34年間の任務を終え退役へ

Write: 2025-11-20 10:09:55Update: 2025-11-20 10:26:06

韓国初の潜水艦 34年間の任務を終え退役へ

Photo : YONHAP News / ROK Navy

34年間、韓国の潜水艦戦力の出発点として象徴的な役割を果たしてきた、韓国海軍初の潜水艦「張保皐(チャンボゴ)」が年末の退役を前に、19日、最後の航海に出ました。

潜水艦「張保皐」は19日午後、鎮海(チネ)軍港を出港し、およそ2時間にわたって最後の航海を行いました。

この航海には、就役後初めての国内航海を指揮した初代艦長のアン・ビョング氏をはじめ、引き渡し式の当時、受け取り業務を担当した4人も同乗しました。
 
入港の際には、鎮海軍港に停泊するすべての潜水艦が汽笛を鳴らし、任務完遂をたたえました。
 
海軍は、初めての潜水艦の艦名を、統一新羅時代に清海鎮(チョンへジン)を拠点に海洋を開拓した張保皐の名にちなみ、名付けました。
 
潜水艦「張保皐」は、1988年にドイツの造船所で建造し、1992年に韓国海軍に引き渡され、1993年、韓国初の潜水艦として正式に就役しました。
 
引き渡しから34年間で、地球15周分の距離にあたるおよそ63万キロを航海し、「100回潜航すれば100回浮上する」という潜水艦司令部の信条を守り続けました。
 
なかでも、2004年の環太平洋合同演習では、アメリカの空母を含む30隻あまりの艦艇を模擬攻撃する間、一度も探知されず、韓国海軍の優れた潜水艦運用能力を世界に示しました。
 
また、海外の連合訓練にも参加し、2013年の韓米合同対潜水艦訓練、2016年の潜水艦脱出・救助訓練など、主な国際訓練すべてに参加した初めての潜水艦でもあります。
 
イ・ジェグォン艦長は、「潜水艦『張保皐』は、潜水艦部隊の出発点であり挑戦の象徴だった。今後もその開拓者精神を受け継いでいく」と話しています。

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