「世界でもっとも裕福な都市」ランキングで、韓国のソウルは5位となりました。1位は日本の東京でした。
アメリカの経済誌「CEO WORLD」が世界各国の300都市を対象に調査を行って結果を発表したところによりますと、東京のことしのGDP=国内総生産は2兆5500億ドルで、1位だったということです。
「CEO WORLD」は、「東京の経済的地位は、技術、自動車工学、精密製造の分野で数十年にわたり続いてきた革新にもとづいている。革新性とインフラの融合で群を抜いていて、交通システム、金融ネットワーク、産業サプライチェーンがほぼ完璧に機能している」と評価しました。
続いて、ニューヨークがおよそ2兆4900億ドル、ロサンゼルスがおよそ1兆6200億ドル、ロンドンがおよそ1兆4700億ドルで並びました。
韓国のソウルは、およそ1兆4200億ドルで5位となり、パリを上回り、アジアの都市の存在感を示しました。「CEOWORLD」は、「ソウルの急激な浮上は、韓国の技術・電子・デジタル革新の能力を際立たせるものだ」と紹介しています。
アジアの都市ではこのほかに、大阪・神戸8位、上海10位、北京11位、シンガポール16位などが上位に入りました。「CEOWORLD」は、「ことしの順位は、世界経済の中心が東へ移りつつある流れを反映している」と分析しました。
また、上位10都市のGDPは、世界全体のおよそ3分の1を占めることも明らかにしました。